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WOWOWで放送された連続ドラマW『イアリー(見えない顔)』。

今回、山田杏奈さんが出演するということでずっと見てたんですが、まぁラストが衝撃的でした!

衝撃的すぎて、思わず第1話から最終話まで、栞(山田杏奈さんの役)の出演シーンだけを見直しちゃいましたよ。

見直してみて、改めてドラマの中でいろんな伏線がはられていることに気づき、ちょっと楽しかったです♪

 

ということで今回は、山田杏奈さん演じる篠田栞にフォーカスし、第1話から最終話までの彼女の言動を、完全ネタバレでご紹介していきます。

ドラマ『イアリー』第1話の篠田栞

山田杏奈さん演じる篠田栞が初登場したシーンは、いこいタウンにある、栞の自宅で、父・母・栞の3人で、朝食を食べるシーンでした。

ここでは、栞の母親が、体調が悪く、家で療養しているという、後々に続く前振りがあるぐらいで、栞に変わった様子はありませんでした。

 

そして、シーンは栞の学校に。

担任の先生が、先日行われた平和スピーチコンクールで、栞が学校代表に選ばれたことを皆の前で発表する。

それを

「すごいなぁ栞ちゃんは」

というような恍惚の表情で見つめる同級生のみすず。

一方、同じ同級生の真菜は、この出来事をあまり面白く思っておらず、後ろの席から栞を睨む。

 

お昼ご飯の時間になり、一人でお弁当を食べようとしていたみすずに、栞が

「ここいい?」

と、一緒にお昼ご飯を食べようと声掛けをし、一緒に食べようとしたところ、真菜が、

「篠田さん、一緒に食べよう」

と、栞を誘い、栞は真菜たちとお昼ご飯を食べることに。

そして、更に真菜が

「今日からうちら友達だよ」

と栞に言う。

 

栞を睨むとか、「今日からうちら友達だよ」とか、この時は、まだ

「う~ん、なんでなんだろう?」

って、全く意味がわからず、見てて違和感しかなかったですね。

 

そして、夜。

栞の母親の体調が急変し、救急車で病院に行くことに。

それに付き添い、一緒に救急車に乗り病院へ行こうとする栞の父親。

いこいタウンの住人に違和感を感じている栞の父親は、唯一信頼がおける、オダギリジョーさん演じる主人公の広川に栞を預けようとするが、広川は

「なぜ近所の奥さんたちじゃなく、しかも男の僕に預けようとするのか?」

と、困惑してしまい、結局、いこいタウンの住人、田之倉久子が栞を預かることに。

 

ここでは、これといって、栞に変わった様子はありませんでした。

 

そして再び学校のシーン。

ここで、先程の違和感が何だったのかが分かります。

 

登校途中、真菜に

「おめでとう栞。クラスランキング2位だって」

と言われる栞。

「クラスランキング?」

と、真菜が何のことを言っているのかわからない栞。

すると、真菜が携帯を取り出し、栞たちのクラス、2年2組のクラスランキングが載っているページを表示する。

ちなみに1位は、真菜(麻木真菜)。

そのページを見た栞は

「何?」

と、まだ真菜の言っていることが理解できない。

すると真菜が、

「このランキングで、クラスでの立ち位置も決まるんだよ。私達はトップグループ。神集。で、10位以下が惜しい人たち。20位以下が残念な人たち。で、最下位はゴミだから!覚えておいて」

と、クラスランキングの意味を説明する。

そこで表示された30位、最下位は、みすず(中尾みすず)だった…。

 

と、ここで第1話終了です。

前半で違和感を覚えさせ、後半でそれを解消し、次の展開を想像させる。

非常にいい初回でした♪

ドラマ『イアリー』第2話の篠田栞

栞が登校し、教室に入ると、今までは誰も挨拶しなかったのに、皆が口々におはようと声をかけてくる。

クラスランキングの効果は絶大のようだ。

 

そんな中、クラスランキングが最下位のみすずは、

「なんか臭くね?くっさ!」

と男子に言われ、消臭剤をかけられる始末。

最後には机に消臭剤を置かれ、机を蹴られと、散々な仕打ちを受ける。

それを見た真菜が

「言ったでしょ。最下位はゴミ」

と、栞に語りかける。

それを見た栞は、なんとかしなきゃと思うが、助けられずにいた…。

 

学校が終わり、自宅に着いた栞。

鍵を開けようとするが、すでに開いている…。

「ただいま」

と言うが、返事は返ってこない。

再度、

「ただいま」

と言うが、やはり返事は返ってこない。

1階を見回るが、誰もいない。

2階の父親の部屋を見るが、父親はいない。

そして、母親の部屋も見るが、母親もいない。

と、母親の部屋を出ようとした瞬間!!

 

 

 

 

!!

 

 

 

 

現れたのは栞の父親だった ε-(´・`*)

 

「お父さん」

「おかえり」

「どうしたの?」

「お母さんが病院からいなくなった」

「えっ?」

と、栞の母親が突然姿を消してしまったことを伝えるのであった。

 

後日、栞は広川の家を訪ね、お母さんが病院からいなくなって、更に、お父さんも帰ってこなくなったことを告げる。

それは、父親から、もし何かあったら広川さんに相談しなさいと言われていたからだ。

広川は、携帯の番号が書いてある名刺を渡し、もし夜まで何の連絡もなければ一緒に警察に行こうと言い、栞は家に帰ることに…。

 

と、今回の栞の出番はここまでです。

今回は、栞の家でのシーンがドキドキでした。

「誰?強盗?お父さん?誰?」

と、ハラハラドキドキでした。

そして、上には書いてませんが、このドラマのキーである、病を治す”手重ね”が早くも登場しました。

全6話完結ということもあり、サクサクと物語が進むけど、結構詰め込んでるなぁ感を感じましたね。

ドラマ『イアリー』第3話の篠田栞

手重ねを行う団体、煌臨会(こうりんかい)の施設に、煌臨会の代表の土田律子らに連れられてやってきた栞。

お母さんの病気がよくなるまで、ここで暮らすことに。

お母さんの病気が心配な栞は、

「お母さんの病気、治りますか」

と、律子に問いかけると、

「心配いらない。至高の手重ねは、どんな病気も治しちゃうんだから」

と、律子は答える。

「お父さんは、手重ねなんて効果がないって言ってました」

「そのお父さんは、お母さんの病気を治すことが出来た?至高の手重ねは、特別な人しか受けられないの。お母さんが昔から私達の会で、たくさんお手伝いをしてくれたから、そのご褒美♪」

「お父さんもここにいるんですか?」

「・・・。でも、今は忙しいから会えないって」

「・・・」

「疑っちゃダメ。手重ねは、信じる心に効くんだから。おかあさんといっしょに帰りたいんでしょ」

「はい」

「必ず元気になるから。それまでここで、一緒に頑張りましょう」

黙ってうなずく栞…。

 

ここから、少しずつ、栞の歯車が狂い出していきます…。

 

そして、学校のシーン。

「ゴミの分別始めるか~!」

という掛け声とともに、みすずの教科書やノート、水筒や弁当などを捨てるクラスメイト。

見かねた栞が、

「ねえ!やめようよ…」

と言うと、クラスは静まり返る。

そこで真菜が

「そうだね。やめよう」

と同調し、

「皆行こう」

と、中のいいメンバーや、いじめていた生徒を教室の外へ誘導する。

「栞、ありがとね、気づかせてくれて」

という言葉を残して…。

 

ほぼほぼ自分たちで自由にランク付けが出来るクラスランキングというシステムがあるということは…。

はい、今後そうなっていきます。

 

場面変わって、今度は煌臨会の施設。

お母さんの部屋にお見舞いにやってきた栞。

しばらく普通に会話をしていたが、栞の母親の幼体が急変。

苦しみながら、

「まだですか。至高の手重ねを…。早く…」

と、必死に手重ねを乞う栞の母親。

注射を打ったことで一旦は落ち着いたが、その母親の様子を見た栞は、母親を助けたいという思いから、手重ねに興味を持つ。

 

その夜、栞と一緒の部屋に住むことになった、六道菜々美が栞の部屋を訪れる。

昼の母親の様子を見たということもあり、手重ねに興味を持った栞は、至高の手重ねがどういうものかを、菜々美に訪ねる。

菜々美は、

「ここに来たばかりだからよくはわからないけど、至高の手重ねのおかげで健康になった人、今までたくさんいるみたいだよ」

と答える。

それを聞いた栞は、ますます至高の手重ねに興味をもつことに…。

 

少し栞の歯車が狂い出してきました。

 

後日、学校のシーン。

栞は、

「おはよう」

と、皆に挨拶をするが、全員無視。

先日とは明らかに態度が違うということもあり、携帯でクラスランキングを確認してみると、栞は30位・最下位になっていた…。

 

と、今回の栞の出番はここまでです。

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栞がクラスランキングで最下位に。

そして、手重ねに興味を持つ。

と、今回は、今後の展開の前振り的な感じが多いです。

さぁ、これからどんどん栞の歯車が狂ってきますよ!

ドラマ『イアリー』第4話の篠田栞

栞の母親に、遂に至高の手重ねがされる時が来た。

その手重ねの様子を、栞は真剣に見つめていた。

至高の手重ねが終わった後、栞は母親に

「どう?お母さん?」

と聞くと、母親はそっとうなずき、笑みを浮かべた。

その様子を見た栞は、至高の手重ねを施した律子を崇拝の眼差しで見つめていた。

そして、

「律子先生。至高の手重ねって、何にでも効くんですか」

「もちろん。すべての人を救うためにあるんだから」

「私も、出来るようになりたい」

と、遂に至高の手重ねを自分でできるようになりたいというようになってしまいました。

至高の手重ねをする前に飲ませた薬が、一時的に症状を緩和させたということも知らずに…。

 

そして、シーンは学校に。

体育で、外からジャージ姿で教室に戻った栞。

机の上には、白い粉がかけられた制服が置かれていた。

真菜たちの仕業だと気づいた栞は、真菜を睨みつける。

しかし真菜は

「消毒。ゴミはバイキンだらけだから」

と、笑って答える。

 

洗い場で、制服を洗う栞。

そこへ、みすずがやってきて、黙って洗うのを手伝う。

制服を干し終えた頃、みすずが、”2年2組裏グループメッセ(LINEみたいなの)”を栞に見せる。

そこには、「栞のスピーチはパクリ」と、書かれていた。

「ひどい…。誰がこんな事…」

「真菜だよ」

「なんで皆すぐ本気にするんだろ」

「本当かどうかなんてどうでもいいんだよ。自分がいじめられなければ。皆自分を守るのに必死なんだよ」

と。

この、「本当かどうかなんてどうでもいいんだよ」が、後々効いてきます。

 

そして、シーンは煌臨会の施設に。

至高の手重ねが出来るよう、律子先生に教えてもらったこと・呼吸法を必死に練習する栞。

「頑張って修行して、上級会員になれたら、至高の手重ねを伝授してくれるって。私にはその素質があるって」

と、嬉しそうに語る栞。

それを聞いた菜々美は、

「手重ねなんて信じちゃダメ。あんなの全部ウソ。」

「でもうちのお母さんちゃんと治ったし」

「それ薬のおかげなの」

「えっ?」

と、手重ねではなく、薬で一時的に症状が緩和されたことを栞に打ち明けました。

そして、

「どんな人でも、体や心が弱っていると、簡単に人を信じて、心を操られちゃう」

と続け、

「だからこれ以上、手重ねのことは考えないで。わかった?」

と聞くと、栞は小さくうんとうなずいた。

 

この、栞のうなずく仕草。

○○はわかったけど、○○はわからない、といったところでしょうか。

これが後に、栞の闇落ちにつながっていきます。

 

そして、シーンは学校に。

栞が学校に行くと、ゴミ・いじめの対象が真菜になっていた。

その理由は、真菜の父親が痴漢で逮捕されたからだ…。

 

と、今回の栞の出番はここまでです。

今回は二転三転と、忙しい回でした。

手重ねを信じ、呼吸法の練習などもしたが、インチキだということが分かってしまう。

また、いじめられていたと思ったら、対象が真菜に変わる。

この真菜に変わった理由が、衝撃のラストに繋がっていきます…。

ドラマ『イアリー』第5話の篠田栞

煌臨会の施設の、栞のお母さんがいる部屋。

症状があまり良くなく、咳き込む栞の母親。

たまらず菜々美を呼びに行くが、菜々美は外出中だった…。

 

と、今回の栞の出番はこれだけです。

学校でのシーンはありませんでした。

これは、ある意味”振り”でしたね。

ドラマ『イアリー』第6話(最終回)の篠田栞

そして最終話。

煌臨会の施設の、栞のお母さんがいる部屋。

栞の母親は昏睡状態。

「もう一度、至高の手重ね…」

と、最後の言葉を残し、亡くなってしまう。

母親の死を聞かされた栞は、泣き崩れる…。

 

そして、シーンは学校に。

真菜が教室に行くと、そこに真菜の机はなかった。

真菜の机は落書きされ、トイレに捨てられていた。

その頃、教室で、他の生徒達が仲良く喋っている後ろに、みすずのワンショット

衝撃のラストへの振りです。

 

母親の死に呆然とする栞。

手重ねへの怒りからなのか、警察に煌臨会の施設に監禁されている人がいると通報する。

 

そして、すべての物語・事件が終わり、シーンは学校に。

久しぶりに登校した栞に対し、

「栞おかえり。大変だったね。お父さん大丈夫なの」

など、皆から気遣いや、温かい言葉をかけてもらう。

 

そして、栞は

「おはよう」

と、真菜に声を掛け、

「今日、お昼一緒に食べよう」

と言う。

 

そしてそのまま黒板に向かい、黒板に書かれていた

『学級目標 痴漢はアカン』という文字を消す。

そして振り向き、

「裏サイトも、ランキングも、私はやらない!誰の陰口も言いたくない!いじめにも加わらない。正々堂々と、生きていきたい…」

と、皆に公言する。

その姿を見た他の生徒達が、次々と自分たちもやらないと口にする。

その様子を見た真菜が、

「栞、ありがとう」

と、心から感謝の言葉を口にする。

「そんなのいいよ。当然だよ」

と言わんばかりに、首を横に振る栞だった…。

 

 

 

で、

 

 

 

で、

 

 

 

ここでハッピーエンドで終わると思いきや、衝撃のラストが出てきます。

 

 

 

屋上へと続く立入禁止の踊り場に、笑いながら駆け上がってきた栞とみすず。

「うまくいったね」

と言い、顔を見合わせます。

 

この時は、

「ん?なんだろう」

って、頭にはてながいっぱいでましたね。

 

そして、シーンは朝の通勤電車に。

栞とみすずは、電車の中で真菜の父親を確認する…。

「平気。こういう時、女の子の方のプライバシー守られるから」

「クラスの平和のため」

と栞は言い、みすずは真菜の父親の近くに…。

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・

 

 

 

「止めてください!」

 

 

 

「この人痴漢です!」

 

 

 

と、真菜の父親を、痴漢の冤罪で突き出すのであった。

 

そして、シーンは再び踊り場に戻り、栞が

「本当、人ってもろいよね」

と言い、みすずと笑い合うのでした。

 

こわっ!

 

何!このハッピーエンドで終わると思いきや、冤罪で突き出すとか。

まじゾワゾワっとして、怖かったですね。

ホント、衝撃のラスト…

 

 

 

と思いきや!

 

 

 

更に意味深な、怖いラストが!

 

 

 

栞と菜々美が最後、橋の上で待ち合わせをして、一緒に出かけるんですけど、栞が前を歩いて、菜々美がそれについていくような形だったんですね。

まるで、教祖(栞)と信者(菜々美)みたいな絵図で、煌臨会はなくなったけど、こういった形は大小あるにせよ、ずっと続いていくんだなぁというのを感じさせられました。

そして

「人の心の弱さにつけこむことができれば、誰だって自分の王国が作れるということを」

というナレーションが。

ハッピーエンドでなれてしまっているということもあり、ちょっとラスト、ゾワゾワ感がたまらなくよかった作品でした。

 

 

まとめ

今回は、栞にフォーカスしてということだったんですが、連続ドラマW『イアリー(見えない顔)』自体、面白い作品でした。

いや~、WOWOWだから出来た結末、放送できた作品ということでしょうか。

多分、私だけじゃなく、多くの人が結構見直してると思いますよ。

ホント

「えっ?何?これ?どういうこと?」

って、ラストちょっとパニクりましたもん(^^;

個人的には、こういったラストの作品、どんどん増やしていってほしいんですけどね。

イアリー2に期待!

 

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